『Bカート』と『EBISUMART Lite BtoB』を比較!プロが教える自社に合うのはどっちのカート?

ECカート 受発注DX

BtoB(企業間取引)の受発注業務を効率化するためにWeb受発注システム(BtoB EC)の導入を検討する際、どのECカートにするか迷いますよね。

BtoB特有の複雑な商習慣に対応できる優れたクラウド型(SaaS)システムで、「自社の取引規模や運用に合うのはどちらか」「初期費用やランニングコスト、将来的な拡張性にどのような違いがあるのか」・・・各カート会社に問い合わせて説明会を開いてもらっても、比較が大変で、聞こえのよい話しか聞けない場合があります。

この記事では、数々のBtoB ECサイト構築やシステム連携を手掛けてきた現役ECディレクターが、よく利用する『Bカート』と、BtoCではすでに有名な『EBISUMART』が新たにリリースした低コストで始められる『EBISUMART Lite BtoB』を比較ご紹介いたします。

「Bカート」と「EBISUMART Lite BtoB」の基本的な違い

まずは、両システムの基本的な立ち位置や特徴です。

〇Bカート

BtoB専用ECカートのパイオニアとして、2,500社以上(2026年5月時点)※1の圧倒的な導入実績を誇るSaaS型サービスです。月額9,800円〜という導入のしやすい価格帯、BtoBに必要な基本機能があらかじめパッケージ化されている点が魅力です。

「まずはスモールスタートで受発注のアナログ業務(FAX・電話)をWeb化したい」というご要望に最適なカートで、様々な企業に導入されています。

〇EBISUMART Lite BtoB

大企業・中堅企業向けクラウドECで豊富な実績を持つ『EBISUMART』(カスタマイズ対応可能なクラウド型ECサイト構築サービス9年連続シェアNo.1)※2の技術基盤をベースに、BtoB特化機能を標準搭載したSaaS型パッケージです。

週1回の自動アップデートによるセキュリティの高さと、クラウドでありながら将来的な機能変更やAPI連携による拡張性が高い点が特徴です。

【比較1】機能面・デザイン面の自由度

BtoB特有の機能対応やサイト構築後の拡張性・デザイン面での違いの比較表です。

■ 機能面・操作性のポイント

『Bカート』『EBISUMART Lite BtoB』ともに、BtoB ECに必要な基本的な機能はカバーしています。個人的には管理画面UIやカート画面は『Bカート』の方がシンプルで使いやすい印象です。

■ デザイン

『Bカート』の商品詳細ページは標準テンプレートを活用した構成が基本です。 

対して『EBISUMART Lite BtoB』は、比較的自由度が高いので、デザインの明確な希望がある場合は『EBISUMART Lite BtoB』の方が実現しやすいです。

【比較2】コスト・セキュリティ・サポート体制の違い

■コスト感(初期費用・月額費用)

〇Bカート: 初期費用80,000円〜、月額9,800円〜(最安プラン)とリーズナブルですので、まずは一部の取引先限定でスモールスタートしたい場合や、初期予算を抑えたいフェーズにおすすめです。

〇EBISUMART Lite BtoB: システム初期費用18万円/月額費用5万円(税別)〜と『Bカート』と比較すると一段上の価格帯となります。「機能網羅性とシステムの堅牢性」を考慮するとコストパフォーマンスがよいと言えます。

■ セキュリティと自動アップデート

〇Bカート: クラウド型として常に最新状態が保たれ、自社でのサーバー保守管理の手間がかかりません。有償の「セキュリティチェックシート回答オプション」サービスがあり、自社のセキュリティ基準に沿った項目を事前に確認できるので安心です。

〇EBISUMART Lite BtoB:システムが自動で週1回アップデートされます。セキュリティ対策やシステム面で強固なインフラ基盤を提供しているため、コンプライアンス要件が厳しい大手企業や上場企業との取引にも提案が通りやすいです。

■ サポート体制

〇Bカート: プランにかかわらず、カスタマーサポートチームがメールと電話で質問に答えてくれます。HTML・CSS・JavaScript等のコーディングに関する質問はサポート対象外です。

〇EBISUMART Lite BtoB:月額のプランによりサポート内容が変わります。

  • サポートなしプラン:サポートなし(既存利用企業向け)
  • スポットサポートプラン:専用フォームからの問い合わせ
  • 通常サポートプラン:専任担当による通常サポート

【タイプ別おすすめ】自社に合うのはどっち?

両者の違いを踏まえ、判断基準をまとめました。

▼ Bカートが向いている企業

  • まずは低予算・短期間のスモールスタートでWeb受発注を始めたい
  • 「取引先が迷わず注文できる分かりやすさ」を重視したい
  • 社内にIT専任担当者がおらず、初期設定や管理画面をシンプルに完結させたい

▼ EBISUMART Lite BtoBが向いている企業

  • サイトのデザインやUI/UXにもこだわり、ブランドの信頼性を高めたい
  • 企業規模がやや大きく、将来的に通常版EBISUMARTへのアップグレードの拡張を見据えている
  • 高度なセキュリティ体制を最優先したい

まとめ

  • 手軽に・低コストで受発注のアナログ業務を脱却したいなら『Bカート』
  • 豊富な標準機能とデザイン性・拡張性・堅牢なセキュリティを求めるなら『EBISUMART Lite BtoB』

株式会社久(きゅう)では、両システムの特徴や仕様を熟知したECディレクターが、お客様の業務フローや基幹システムとの連携要件を丁寧にヒアリングした上で、中立的な立場から最適なカート選定と構築・運用を伴走支援いたします。

「うちの独自の取引条件(ボリュームディスカウントやロット設定)でもBカートで対応できるかな?」「今使っている基幹システムや販売管理システムとデータ連携させたい」といった具体的なお悩みや疑問がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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〈筆者プロフィール〉
ECディレクター TOMO

EC業界で15年以上のディレクション経験を持つECディレクター。自社公式ECを中心に新規ECサイト立ち上げ、ECサイトリニューアルや、サイト運営などEC領域全般に携わる。現在は、BtoB ECサイトのパッケージプロジェクトや、自社BtoB ECのスタートアップ事業を担当。コラムでは、複数のカートシステムにおけるECサイト構築・運営経験から「あるある」な悩みの解決案や、ECディレクター目線での気になるトピックスをお届けします。

〈出典〉 
※1 Dai社プレスリリース
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000133.000013191.html) 
※2 インターファクトリー社プレスリリース
(https://www.interfactory.co.jp/topics_detail.html?info_id=4136)